TOEIC文法問題の例題と解説
不定詞の慣用表現
He seems to be ________ busy working to be interested in anything not job-related.
(A)much
(B)seldom
(C)too
(D)enough
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(C)が答えです。
■チェック
seem toのように思われる 見える
be interested in~に興味がある
seldomめったに~しない ほとんど~しない
■対訳
He seems to be too busy working to be interested in anything not job-related.
<日本語訳>
彼は働くことに忙しすぎて、仕事に関係しないものに興味をもつことができないみたいだ。
<実践的な訳>
Heは、seems to be too busy workingだ、be interested inするには、anything not job-relatedに
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
He seems to be ________ busy working to be interested in anything not job-related.
(A)much
(B)seldom
(C)too
(D)enough
ポイントは、toの存在にパッと気づけるかです。気づけば、too~to...の構文であることがわかりますよね。
too~to...は、~しすぎて、...することが出来ないと訳します。
so~that...に置き換えることも出来ます。
例えばこんな感じです。
I was too tired to do the homework last night.
だったら、
I was so tired that I couldn't do the homework last night.
といった感じです。
意味から判断し、too~to...の構文が合致しますので、正解は(C)になります。
■to不定詞の慣用表現
toとセットで使う表現です。
○in order to~するために
The student studied hard in order to pass the exam.
その生徒は試験に合格するために一生懸命勉強した。
この場合、「in order to」は「to」に置き換えることが出来ますが、もし、試験に落ちないようにと否定形にした場合は、「not to」とは表現できません。「in order not to」になるようにしましょう。
The student studied hard in order not to fail the exam.
○enough to~するのに十分なほど...
He has enough time to study English.
彼は英語を勉強するのに十分な時間がある。
She was clever enough to pass the exam.
彼女はその試験に合格するのに十分かしこい。
注意してもらいたいのは、timeのように名詞がくる場合は、enoughの後に置かれ、cleverのような形容詞、あるいは副詞はenoughの前に置かれます。