TOEIC文法問題の例題と解説
前置詞と接続詞
________ the seminar, the audience had trouble hearing the speaker.
(A)Since
(B)During
(C)Although
(D)While
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(B)が答えです。
■チェック
audience聴衆 観客
■対訳
During the seminar, the audience had trouble hearing the speaker.
<日本語訳>
セミナーの間、観客は話している人の声を聞くのに骨を折った。
<実践的な訳>
During the seminar、the audienceは、 troubleだった、hearing the speakerするのに。
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
________ the seminar, the audience had trouble hearing the speaker.
(A)Since
(B)During
(C)Although
(D)While
この問題は、意味を考える問題のように見えますが、文法問題です。まず、消去法で考えていきましょう。
(A)は意味が通りませんよね。だから、×です。(C)は意味が通らなくは無いですが、althoughは主語と動詞を取らなければならない接続詞(後述)ですので、ここには入ることが出来ません。
残る(B)と(D)は同じ意味ですが、文法的に大きな違いがあります。(D)のwhileはalthoughと同じく主語と述語が必要な接続詞ですので、正解は(B)のduringになります。
次から、選択肢にduringとwhileがある場合は、真っ先にどちらかを選ばす問題だなと考えて下さい。そうすると、____に続くのが主語+動詞が含まれた文章なのか、それとも主語+動詞が含まれていないのか見るだけで問題が解けるようになります。
____の後に主語+動詞だと接続詞のwhileを選びます。そうでない場合は、前置詞のduringを選びます。
簡単ですね。
知っていればボーナス問題になります。
■前置詞と接続詞
TOEICには前置詞と接続詞の使い分けを問うような問題がよく出てきます。接続詞は主語+動詞が含まれる文章が続きます。前置詞の後には主語+動詞は続きません。
duringとwhileの他にこんなパターンがあります。セットで覚えておきましょう。
【~にもかかわらず】
in spite of / despite(前置詞)
though / although(接続詞)
【~のため】
because of(前置詞)
because(接続詞)