TOEIC文法問題の例題と解説
否定の慣用表現
Many businesses can _________ longer afford to sit around and take advantage of high prices like they did until recently.
(A)not
(B)never
(C)no
(D)hardly
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(C)が答えです。
■チェック
afford~する余裕がある
sit aroundのらりくらりと暮らす 何もしないでいる
take advantage of~をうまく利用する 利益を得る
recently最近
■対訳
Many businesses can no longer afford to sit around and take advantage of high prices like they did until recently.
<日本語訳>
多くの企業は今までのように、何もしないで高い値段で利益を得ることはもはや出来ない。
<実践的な訳>
Many businessesは、 can no longer affordだ、sit around and take advantage of high pricesすることを、they did until recentlyのように.
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
Many businesses can _________ longer afford to sit around and take advantage of high prices like they did until recently.
(A)not
(B)never
(C)no
(D)hardly
ややこしい文章のように見えますが、問題を解くことだけを考えると文章の意味はわかる必要はないです。チェックするところは、_____ longer、これだけです。「no longer」で「もやは~でない」とうい意味になります。longerは他の選択肢とは結びつきませんので、正解は(C)になります。
もちろん、文章の意味が読み取れた方がいいですが、選択肢を見ると否定の言葉ばかりが並んでいますので、かなり高い確率でno longerのバターンだと考えることが出来ます。文章の意味がわからなくても、あきらめずに解きましょうね。それでも、解ける問題はたくさんありますから。
■否定の慣用表現
no longerのようによく出てくる否定の慣用表現があります。
代表例をあげます。
・cannot ~ too 「どんなに~してもしすぎることはない」
You cannnot be too careful in driving a car.
車を運転するときはいくら注意してもしすぎることはない。
・have nothing to do with~「~と関係がない」
I have nothing to do with him.
私は彼とは何の関係もない。
・nothing but-「~にすぎない」(=only)
There was nothing but water as far as we could see.
見渡す限り水しかなかった。