TOEIC文法問題の例題と解説
強調
She is faced with a ________ harder problem than the rest of us.
(A)very
(B)very much
(C)much
(D)too
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(C)が答えです。
■チェック
be faced with~に直面している
rest休息 残り その他
■対訳
She is faced with a much harder problem than the rest of us.
<日本語訳>
彼女は、我々ほかの者よりもずっと難しい問題に直面している。
<実践的な訳>
Sheは、 is faced withする、 a much harder problemに、the rest of usよりも。
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
She is faced with a ________ harder problem than the rest of us.
(A)very
(B)very much
(C)much
(D)too
比較級の基本的な問題です。知っている人は、5秒以内に解き終わるボーナス問題ですが、知らなければいくら考えても答えが出てきません。間違った方は、ここでしっかりと覚えましょうね。非常に単純ですので、次はきっと正解できます。
それと、もし本番にこういった考えてもわからないような問題が出てきた場合は、勘で選んで、さっさと次の問題に移りましょうね。考えれば解ける問題に集中するのもひとつの戦略です。
さて、解説ですが、通常形容詞や副詞などを強める場合はveryを使うことが多いのですが、比較級・最上級に対してはveryを使うことが出来ないんです。(B)(D)も同じ理由で×になります。ここで、比較級を強調できるのはmuchだけですので、(C)が答えになります。
■比較・最上級の強調
○比較級の強調にはmuch,far,a lotを使いましょう。
His English is much better than mine.
彼の英語は私のよりも遥かによい。
She sings far more beautifully than I.
彼女は私よりもはるかに美しく歌う。
○最上級の強調にはby farを使いましょう。
His English is by far the best in the office.
彼の英語は会社で断然一番うまい。
She sings by far the most beautifully in the office.
彼女は会社で飛びぬけて一番うまく歌う。
会話だったら、あんまり細かいことは気にせず自分の意図が伝わればオッケーな面がありますが、テストではこういう知識が試されます。ひとつひとつ覚えていくしかありません。覚えるコツは繰り返すことです。忘れては、覚え返し、そしてまた忘れては覚えます。
これを繰り返していくと、だんだんと記憶が定着するようになります。最初は忘れてもいいので、頭に入れて行きましょうね。そのうち、違和感なく応えることが出来るようになります。