TOEIC文法問題の例題と解説
前置詞+関係代名詞
That is the position for ________ Mr.Sayama has applied, but a final decision has not yet been made.
(A)which
(B)whom
(C)that
(D)who
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(A)が答えです。
■チェック
apply for ~に申し込む 求める
■対訳
That is the position for which Mr.Sayama has applied, but a final decision has not yet been made.
<日本語訳>
それは、佐山さんが求めていたポジションですが、最終決定はまだです。
<実践的な訳>
Thatは、the positionです、Mr.Sayamaが、 has appliedした、 but、 a final decisionは、 has not yet been madeです。
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
That is the position for ________ Mr.Sayama has applied, but a final decision has not yet been made.
(A)which
(B)whom
(C)that
(D)who
関係代名詞の問題です。会話だったらごまかすことができますが、テストで関係代名詞は避けては通れませんので、苦手な方は一度じっくりと関係代名詞を整理する時間を作りましょう。
この問題では、まず、(B)と(D)を外してください。何故なら先行詞(説明したい名詞、この問題だとthe position)が人では無いからです。
もの、ことが先行詞の場合、関係代名詞はwhich,もしくはthatを使います。ですので答えは(A)か(C)になるのですが、thatは前置詞とセットで関係代名詞になれない決まりがあります。ここらへん、細かいですが、テストではこういったことを確かめられますので、慣れましょう。
正解は、(A)になります。
■関係代名詞のポイント
○前置詞+関係代名詞
This is the room which I use.
この文章は問題ありませんが、これが、
This is the room which I sleep.
となると、間違いになります。
This is the room in which I sleep.
とならなければなりません。
I use the room.は文として成立しますが、
I sleep the room.では文として成立せず、
I sleep in the room.としなければならないからです。
前置詞+関係代名詞の基本的な考え方ですので、注意しましょう。
○thatが使えない場合
1.カンマ(,)の後
He passed the exam, which was quite surprising. (○)
He passed the exam, that was quite surprising. (×)
2.前置詞+関係代名詞の場合
This is the man about whom I talked. (○)
This is the man about that I talked. (×)
基本的な関係代名詞の使い方に慣れてくれば、英語を読むのが楽になってきます。ひとつひとつ身につけていきましょう。