TOEIC文法問題の例題と解説
仮定法
If the ship ________ fewer passengers, the crew would not have to share rooms.
(A)had
(B)have
(C)will have
(D)would have
さて、正解は・・・
・・・
・・・
・・・
■正解
(A)が答えです。
■チェック
passenger乗客
crewクルー 乗組員
share分かち合う 共用する
■対訳
If the ship had fewer passengers, the crew would not have to share rooms.
<日本語訳>
もし船に乗客が少ないなら、クルーは部屋を共用する必要はないだろう。
<実践的な訳>
the shipが、 hadなら、 fewer passengersを、 the crewは、would not have to shareだ、 roomsを。
--定型文 はじめての方は読んでください。(ここから)--------
<日本語訳>のように訳せば学校の試験では正解になるかもしれませんが、TOEICや英会話ではまったく役に立ちません。なぜなら、英語と日本語では語順が違うからです。
文章を最後まで読んだり、聴き終わらなければ理解できないような訳し方は間違っています。TOEICや英会話では読んだり聞いたりしたものを前から前から理解していく能力が求められます。
だから、普段から英語を訳すときは<実践的な訳>のように、
・前から訳す
・英語を出来る限り残しながら訳す
ということに注意しながら訳してください。
最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばこちらのほうがはるかに簡単に感じるようになります。
--(ここまで)-----------------------------------------------
■解説
If the ship ________ fewer passengers, the crew would not have to share rooms.
(A)had
(B)have
(C)will have
(D)would have
仮定法の問題です。慣れないうちは難しいように感じますが、TOEICでは難しい仮定法は出ません。覚えてしまえば簡単ですのでパターンに慣れましょう。
解き方としては、文の前半と後半のパターンを統一させます。(本来は違いますが、TOEIC対策としてはこれで十分です。)
文の後半が助動詞の過去形+動詞の原形となっていますので、前半のIf節の中は、動詞 or 助動詞の過去形とならなければなりません。だから、正解は(A)となります。
コツは、あんまり深く考えることなくパズルみたいに解くことです。何回も同じような問題に出くわすようになると、自然と解けるようになってきます。
■仮定法
現実とは逆のことを表現したいときに使う表現法です。現実とは逆のことを表現するんだから、相手にニュアンスをわかってもらうために現在・未来の事を過去の表現で、過去の事を過去分詞を使って表現す
るんですね。
代表的なパターンはこの2つです。
【現在・未来】
If節の中は、動詞・助動詞の過去形(were,did,should)など
後半部分は、助動詞の過去形+動詞の原形(would,might,could+do)
例)If it were sunny now, I would go shopping.
もし晴れていたら、私は買い物に行くだろう。
(実際は晴れていないから、買い物に行かない)
【過去】
If節の中は、過去完了形(had+過去分詞)
後半部分は、助動詞の過去形+完了形(would,might,could+have+過去分詞)
例)If it had been sunny yesterday, I would have gone shopping.
もし昨日晴れていたら、私は買い物に行っていただろう。
(実際は昨日晴れてなかったので、買い物に行かなかった)
このほかにも組み合わせのパターンもありますが、TOEIC対策としては、この2パターンを覚えておけば十分です。パズルのように解きましょう。