TOEIC試験テクニック (PART3、PART4共通)
設問と選択肢を先読みする方法を2つ
よくPart3、Part4は設問と選択肢の先読みが大切だと言われます。先読みというのは、ナレーターが話し始めてしまう前に、設問と選択肢を読み、事前に問われるポイントを把握することです。
問われるポイントがわかっているので、正解の確率が高まります。ただ、この先読みの方法には英語のレベルやタイプによって解き方を変えた方がスコアが出やすくなります。
ここでは、その方法を4つ紹介したいと思います。このページでは設問と選択肢の両方を先読みする方法を2つ、そして次のページで主に設問を先読みする方法を2つ紹介したいと思います。
Part3とPart4は、基本的には次のページで紹介する方法で解くことをお薦めします。リスニング力を頼りに解く方法です。ただ、そうすると、ナレーターの言っていることがほとんど聴き取れない場合は、まったく解けないということになりかねません。
そういう場合は、このページで紹介する方法を試してみて下さい。聴き取れない分、情報を多く仕入れて想像力を働かせて解く方法で、3問中1問か2問正解することを狙った方法になります。
ということで、このページでは設問と選択肢の両方を先読みする【解き方1】と【解き方2】を紹介したいと思います。
【解き方1】
【会話またはトークが始まる前】
- 設問3つとその選択肢を先読みします。(時間内に3問分の先読みが難しければ、2問分の先読みをしましょう)
【会話またはトークが開始】
- ナレーターが話していることを聴きながら選択肢を読み、正解を選びます。
- 正解を選べば、ナレーターが話していることを聞きながら、その都度解答用紙にマークする。
- 設問は3つあるので、3つマークし終われば、次の先読みに進む。
という方法です。
話を聴く、選択肢を読む、マークするという3つの処理を同時に行います。
理想は、会話またはトークが終わった時点で、3問を解き終わっていることですが、解答の該当箇所が最後の方に出てくることもよくありますので、毎回理想通りにはいきません。
その場合、切り上げるタイミングが重要です。Part3とPart4は設問もナレーターが読み上げますが、2つ目の設問をナレーターが読み終えた時には3問を解き終えているようにしましょう。
このタイミングだと、次の会話またはトークが始まるまで約24秒あります。この24秒を使って次の先読みを行います。
この24秒残しのタイミングは、次の設問と選択肢を読むことを考えると、ここまでがぎりぎりというタイミングです。これよりも早めに3問解き終えるようであれば、さっさと次の先読みに移りましょう。
逆に、ナレーターが2つ目の設問を読み終えても、まだ解き終えていない場合は、その問題は諦めることが大切です。適当なものを選んで解答用紙にマークしましょう。
その1問のために、次の3問の先読みが出来なくなる恐れがあるからです。
先読みできなければ、3問分まとめて間違ってしまうということもよくありますので、Part3とPart4は先読みのタイミングを大切にしましょう。
時間内に3問分の先読みすることが難しい場合は、先読みを2問分に絞りましょう。ナレーターが話し始めるまで、2問分の設問と選択肢を先読みします。ナレーターの話が始まれば、話を聞きながら、選択肢から答えを選び、マークします。先読みしていない3問目は深追いしないことです。考えても解けない場合がほとんどですので、わからなけれは、すぐに諦めて適当にマークしましょう。
【解き方2】
2つ目の方法は1つ目の方法とほぼ同じです。
どこが違うかというと、3問分の答えをまとめて解答用紙にマークするというところに違いがあります。
つまり、こういうことです。
【会話またはトークが始まる前】
- 設問3つとその選択肢を先読みします。(時間内に3問分の先読みが難しければ、2問分の先読みをしましょう)
【会話またはトークが開始】
- ナレーターが話していることを聴きながら選択肢を読み、正解を選びます。
- 正解を選べば、その答えを記憶しておきます。
- 設問は3つあるので、3つ答えが揃えば、3問分をまとめてマークします。
- マークし終われば、次の先読みに進む。
という方法です。
話を聴く、選択肢を読む、という2つの処理を同時に行います。
設問毎に解答用紙にマークするというのが一つ目の方法でしたが、その方法だとマークしている間に聞き逃しが出てしまう場合があります。
このミスを防ぐために3問分の答えがわかった時点で、3問分の答えをまとめて解答用紙にマークします。
問題用紙に直接、印をつけることが出来るといいのですが、残念ながら問題用紙への書き込みは禁止されています。
ですので、3問分の正解候補を記憶にとどめておいて、3問分の答えが出そろった時点で、まとめて解答用紙にマークします。
【解き方2】も【解き方1】と同じく、2つ目の設問をナレーターが読み終えた時には3問を解き終えているようにしましょう。次の会話またはトークが始まるまでの約24秒を使って、先読みを行います。先読みの時間は多ければ多いほど正解できる可能性が高くなりますので、出来れば24秒以上の時間を残したタイミングで、次の先読みに移れるように解いていきましょう。
時間内に3問分の先読みすることが難しい場合は、先読みを2問分に絞りましょう。ナレーターが話し始めるまで、2問分の設問と選択肢を先読みします。ナレーターの話が始まれば、話を聞きながら、選択肢から答えを選び正解候補を記憶しておきます。先読みした2問分の答えを選び終えれば、マークします。先読みしていない3問目は深追いしないことです。考えても解けない場合がほとんどですので、わからなけれは、すぐに諦めて適当にマークしましょう。
続いて、主に設問を先読みする【解き方3】と【解き方4】を説明します。