TOEIC試験テクニック (Part7)
最初にヒントあり
200問を時間内に解ききるためには、Part7を55分で解くことが一つの目標になります。
解いたことがある人ならわかるかと思いますが、55分でPart7の54問を解くのはかなり大変です。
少しでも読む量を減らしたいので、問題に関係ありそうな所だけを読んで解答していきたいという気持ちになるのもわかります。
しかし、それが裏目に出てしまうことがあるのです。
Part7では見落としがちな部分にヒントが隠れていることがよくあります。
following~にヒントがある
本文が始まる前に次のような英文があります。
Questions 153-154 refer to the following letter.
(問題153-154は次の手紙に関するものです。)
このletterという部分にヒントが隠れていることがあります。letterだと本文を見た瞬間に判断が出来ますので、特に注目する必要はありませんが、例えば、
Questions 168-171 refer to the following book review.
(問題168-171は次の書評に関するものです。)
Questions 176-180 refer to the following press release and e-mail.
(問題176-180は次のプレスリリースとEメールに関するものです。)
のように本文を少し読んだだけでは、判断しづらい文章の場合、ここから重要なヒントを得ることが出来ます。
本文を読む前に書評に関する文章であるとわかっていれば、1行目からどういった本のどういう内容の批評なのか想像しながら、文章を読むことが出来ます。
何の文章かわからず読んでいると、本のタイトルが出ていても、それが本のタイトルであるということすらわからないまま文章を読み進めなければいけません。途中で勘違いしていたことに気づいて読み直さないといけない場合もあります。
こういう無駄な時間を無くすためにも、Part7を解く際は、本文を読み始める前に、
Questions ○○-○○ refer to the following .
の 部分を読むようにしましょう。
最初の1、2行目も大事
本文の最初の1、2行目にその文章のタイトルが掲載されていることがよくあります。
フォントや文字の大きさなどを変えているため、自然とその部分をとばして、読み始めてしまいがちです。しかし、そのタイトルにこそ、問題のヒントや答えが書かれていることがよくあります。
例えば、1行目にフォントと文字の大きさを変えて、難しい単語を使った会社名の後にAirways Baggage Policyと書いてあったとしましょう。
この場合、会社名は何となく見るくらいでも構わないのですが、Airways Baggage Policy(航空会社手荷物規定)という部分は読み飛ばさないようにしたいのです。
これを把握しているだけで、文章の内容をかなり想像しやすくなり、問題も解きやすくなります。
ということで、フォントや文字の大きさが変わっていても読み飛ばさないようにしましょう。