TOEIC試験テクニック (Part5)
品詞問題
文法問題の主要パターンの解き方を見てみましょう。
まずは、品詞問題です。
品詞問題というのは、問題の選択肢がこのような問題です。
(A) seccess
(B) suceed
(C) suceeding
(D) successfully
ひとつの単語の形を変えて、その文章に適した形を選ばせる問題です。
少し例を挙げて説明しましょう。
I got an order from a company in Japan for the __________ of 100 automated wheelchairs.
(A) producing
(B) produces
(C) produce
(D) production
答えは、(D)になりますが、この問題は文章全体を読まなくても、
the __________ of
この部分と選択肢を読むだけで判断が出来ます。
theの後にofと来ているので名詞が入り、正解が(D)となるのです。
ちなみに、(A)も候補ですが、動名詞は前置詞の後に続いたり、後ろに目的語を伴って使うのが一般的なので、正解とはなりません。
このように、品詞問題は、__________の前後と選択肢を見るだけで判断できることが多いです。品詞問題の他には、前置詞、代名詞、関係詞などの問題も文章全体を読まずに判断できる問題が多いです。
Part5の解き方で説明したように、以前はこういう問題を__________の前後と選択肢を見て解く方法でさっさと解いてしまうことを薦めていました。
しかし、問題のパターンを瞬時に見分けるまで習熟が必要なことと、出題傾向として文章全体を読まなければ解けない問題が増えているため、Part5全体を考えた場合、
この方法だとかえって解くのに時間がかかってしまう場合があります。
ですので、こういった一部分を見て判断出来る問題であっても、通常通り英文を最初から読んで解くことをお薦めします。
Part5を時間内に解き終えることが出来ないという場合は、Part5の解き方で説明したように、設定時間を変えて解くことが短期的な対策になります。
長期的な対策としては、英文を一回読んで理解できるようにしていくことです。理解できなかったからその英文をもう一度読むという回数が増えれば増えるほど、その分時間内に解き終える可能性は低くなってしまいます。
1回で英文を理解するには、英語の語順のまま英文を理解する読み方に慣れていくことが大事です。
英語の語順のまま理解する読み方については、別のページで説明したいと思いますが、ここでは、文法問題を時間内に解くには、文法問題のパターンに慣れることと英文の処理スピードを上げる2つのアプローチが必要になってくることを知っていて下さい。