TOEIC試験テクニック (Part7)
スキミング
Part7を解く際にスキミングという文章の読み方が有効なことがあります。
スキミングとは要点だけをすくい取るように読む読み方のことを言います。 本文から問題に対する該当箇所と思われる部分を探しだし、答えを選ぶ方法です。
例えば、
What is mentioned about the Web site?
という問題であれば、"http://"や"www"あるいは、".com"といったWeb siteに関連するようなキーワードを本文から探し出し、そのキーワードを中心に文章を読み、解答します。
全ての文章を読む必要がなくなるので、あまり時間をかけずに解答出来るというメリットがあります。
ただ、デメリットもあります。それは、正解率が下がることです。
というのも、スキミングをするということは、全ての文章を読まないということになりますから、その分、予測しながら解答することが多くなるのです。
だから、全ての問題をスキミングで解くことはお薦め出来ません。
あくまで、スキミングで解答した方がスピーディーにそして、正解率を落とすことなく解ける問題に限ってスキミングで解答します。
どういう問題かと言うと、代表的なのは最期の問題です。Part7は一つの文章につき、問題は2つから5つ出題されますが、最期の問題にスキミングで解けることが多いです。
最期の問題というのは、一つの文章につき問題が2つあれば、2つ目の問題ということです。5つの問題であれば、5つ目の問題が最期の問題になります。
例えば、次のような場合です。167~170に対する文章で問題は4つあります。
この例の場合、169の該当箇所から、170の該当箇所まで随分と間隔が空きます。
170の質問がWhat is mentioned about the Web site?のように該当箇所が探しやすい質問であれば、本文の2段落目と3段落目の大部分は一切読む必要は無いのです。
一気に読み飛ばすことが出来ますので、短時間で170を解答出来るようになります。これが、最もスキミングしやすい例になります。
167から169の問題もスキミングで解こうと思えば、正解率が下がってしまうことが多いです。読み飛ばしている部分に実は重要な情報が隠れていることが多いからです。
ですので、まずは、最期の問題に限ってスキミングで解くように練習してみてください。
ちなみに、最期の問題全てがスキミングで解けるわけではありません。
全体をしっかりと読まなければ、解けない問題ももちろんありますので、最期の問題でスキミング可能な問題はスキミングで解くという意識で解いてください。